和室リフォーム
近年のマンションや戸建て住宅において和室を設置する物件が減少しております。特に都会にある物件程顕著で、それは我々日本人のライフスタイルが大きく変化したことが原因です。
たとえば一昔前はリビングでも畳で一家そろって食卓でご飯を食べて、食べ終わったらそのままごろんと畳に横になる事が多くありましたが、今ではテーブルでご飯を食べて、食べ終わるとソファーにいってくつろぐというのが一般的です。
また家具やインテリアも洋室にあうようなデザインのものを取り揃え、お洒落で、使い勝手のいいものを選ぶ人が増えてきています。他のも洋室は和室と比べてメンテナンスが簡単なのと、バリアフリーの場合は段差がない全面フローリングのほうが都合がいいなどの理由もあります。
しかし和室には和室の良さがあり「一部屋だけは和室に」「小さくてもいいから和室が欲しい」という家庭も多く和室リフォームをする家庭もあります。
では和室リフォームにはどのようなケースがあるのでしょうか。
●洋室⇒和室リフォーム
洋室の1室を和室にするリフォームです。単純に畳をフローリングに張り替えるだけのリフォームもあれば、クローゼットを襖に変更する事例もあります。またこの場合は部屋の壁紙も洋室にあった壁紙から和室にあった壁紙に張り替えることもありますし、窓の部分に障子を設置するケースもあります。
●和室⇒和室リフォーム
このケースで多いのが古くなった畳の張替えなどです。以前の和室で使用されていた縁のある畳で、サイズも1畳タイプのものを組み合わせることがほとんどでした。
しかし近年はこの縁のない琉球畳とよばれる正方形サイズの畳が人気で、その理由としてはやはりスッキリしてお洒落に見えるからです。
畳だけでなく、壁紙や襖、押し入れも時代の流行りがあるため、その時代にマッチしたものにリフォームする人も多く、以前の和室とは一風変わったお洒落な和室も多くなりました。