屋根のリフォーム②
リフォームと合わせて補修工事についても簡単に説明したいと思います。
1.漆喰(しっくい)補修工事・瓦屋根補修工事
漆喰とは瓦や石材の接着や目地の補給、壁の上塗などに使われる水酸化カルシウムを主成分とした接着剤となる建材のことで、おもに日本瓦を設置するときに使用されます。
この漆喰にひびが入ったり、傷んだりすると接着剤としても役目が果たせず、瓦がずれてきます。また漆喰が剥がれた部分から雨水が入り込んでしまうと雨漏りの原因にもなってしまうので、瓦のい痛みや破損がなくても漆喰の定期的な点検及び補修が必要となります。
目安としては地域や環境にもよりますが、15~20年と言われています。
漆喰が劣化していると判断するのは漆喰が剥がれたことで瓦の固定性が弱まって瓦がずれたり、一部の瓦が落下したり、瓦が破損した場合は補修工事をおすすめします。
補修費用の相場ですがこちらも内容によって大きく変わってきますが30~100万円くらいとかなり差があります。
瓦屋根の補修工事は瓦屋根にひび・ずれ・破損・劣化などが発生し雨漏りなどが発生した場合は補修工事が必要となり、こちらも内容によって変わってきますが、30~120万円くらいと言われております。
2.コーキング補修工事
コーキング補修工事というのはゴムのような収縮性のあるパテで雨漏りなどを防ぐ工事のことで、おもにウレタン系とシリコン系の2種類のコーキングがあります。打ち替えと呼ばれる古いシーリングを全て撤去して新しくコーキングし直す方法と、打ち増しと呼ばれる既存のシーリングの上に新しいものを足す方法とでは費用が変わってきます。
打ち替えのほうが古いものを一旦撤去するため費用的(1.5倍~2倍程度)には少し高いです。